第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展・ 日本館オープニングへの大使出席

 

 


5月29日より、ヴェネツィアにおいて、「第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展」が開幕しました。「ビエンナーレ」とは、「2年に1度」を意味するイタリア語で、隔年で「美術展」と「建築展」が開催されています。「ジャルディーニ」会場には、約30カ国のパビリオンが立ち並び、日本は1956年より、「日本館」を有し、毎年、企画・展示を行っています。 同日午後に開催された「日本館」オープニングには河野大使が出席し、古賀・ミラノ総領事をはじめ関係者200名が集う中、「ビエンナーレは芸術のオリンピック、いわば芸術分野における各国の威信を競う場所である。『芸術分野における外交』という意味で、我が国がビエンナーレに参加する重要性を感じている」と挨拶を述べました。 本年の「日本館」では、日本代表作家の田中功起氏、キュレーターの蔵屋美香氏による「abstract speaking - sharing uncertainty and collective acts(抽象的に話すこと - 不確かなものの共有とコレクティブ・アクト)」と題した映像作品・インスタレーションが企画され、ビエンナーレ財団より「特別表彰」を受けました。 また、「アルセナーレ」会場で開催されている企画展においては、澤田真一氏をはじめとした日本人アーティストの作品が展示されています。「第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展」は、11月24日まで開催されていますので、皆様是非お出かけ下さい。

 

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挨拶を述べる河野大使(左から:河野大使、櫻井国際交流基金理事、田中氏、蔵屋氏)

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日本館の様子

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澤田真一氏作品(企画展)

©Masumi Takada

 

ローマ日本文化会館ホームページ: http://www.jfroma.it/index.php?option=com_content&view=article&id=208:biennale2013&catid=1:mostre&Itemid=105&lang=ja