ローマ大学における河野大使講演会:報告

 

 

   5月17日、河野大使はローマ大学「ラ・サピエンツァ」で「国際関係における日本の役割」に関する講演会を行いました。

大使は、これまでの外交官としての経験を踏まえつつ、駐伊大使としての役割、日伊関係の課題及びグローバルな課題への対応、震災及びユーロ危機という日伊両国に関わる2つの危機、若者の現状と将来の日伊関係の展望について講演し、最後に、若者レベルでの交流の発展が、将来の日伊関係を支えてくれることへの期待を述べました。

 ローマ大学本部からは、国際関係担当のビアジーニ教授及び教育政策担当のマジーニ教授が学長代理として出席しました。

 当日は周辺大学等からも参加者が集まり、約200人収容の東洋研究学科講堂は立ち見も出る盛況ぶりとなりました。講演会の締めくくりには、同学科のマストランジェロ教授から、大使が経験を惜しみなく披露してくれたこと、外交関係から若者問題まで幅広い観点で話題を提供してくれたことへの感謝が述べられました。終了後も聴衆が大使を囲んでの質問が途切れず、関心の高さがうかがえました。

 

   
  (左から)マジーニ教授、河野大使、ビアジーニ教授           満席の会場