6月5日(水)、日本大使館は伊日財団との共催で、上院ジュスティニアーニ宮殿ズッカリの間にて、講演会「アベノミクス:日本の挑戦」を実施しました。
当日は、イタリア政府関係者、両国の財界人、経済研究者、ジャーナリスト、学生等多くの人が出席し、開場と共に用意された席があっという間に埋まるほど多くの人々が詰めかけました。
冒頭、河野雅治大使、ウンベルト・ヴァッターニ伊日財団会長が挨拶にたち、ランベルト・ディーニ元首相によるイントロダクションに続き、ジョルジョ・ザッパ・伊日ビジネスグループ会長より挨拶がありました。
その後、アベノミクスを担当する甘利明経済再生担当大臣よりビデオメッセージを通じてアベノミクスの概略が説明されました。基調講演は、現在ヴェネツィア大学で教鞭を執る竹森俊平慶応義塾大学教授により行われました。
この他、ブルーノ・アルキ外務副大臣、「イルソーレ24オーレ」のステファノ・カッレル東京特派員、チェザーレ・インブリアニ・「サピエンツァ」ローマ大学教授、エンリコ・モランド・エコノミスト(元議員)等がそれぞれの立場からアベノミクスに関する見解を発表しました。
この講演会は、安倍総理がアベノミクスの「3本の矢」の一つである成長戦略を発表した当日に行われたこともあり、財政健全化を進めながら経済成長を目指すイタリアにとっても非常に関心の高いトピックをめぐる議論に、会場は熱気に包まれました。
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