海外安全対策情報2016年1月~3

 

 

 

1 治安情勢及び一般犯罪の傾向等
警察による治安対策が一定の成果を挙げているが、スリ、ひったくりなどの短絡的な犯罪被害は後を絶たない。このほか、引き続き中東諸国等における政情不安等を背景に、島嶼部を含むイタリア南部に多数の移民等が押し寄せ、
 特別在留許可を得た者を含む多数の移民がローマやミラノなどの都市部に流入している
2 日本人被害例
  冬休み及び春休みの旅行シーズンということもあり多くの日本人がローマを訪れた。残念ながらスリ被害等も多発した。
(1)スリ  41件(10月~12月 31件) 
   ・フォロ・ロマーノを散策中、いつの間にか鞄が開けられておりなかにあった財布や貴重品が盗まれていた。
   ・混雑した地下鉄/バス内でカバンを開けられ、財布等がなくなっていた。       
(2)置き引き 24件(10月~12月 24件) 
   ・テルミニ駅で服に液体のような物をかけられたので、鞄を地面において拭いていた。気がつくと鞄が無くなっていた。
・レストランでカバンを椅子と背中の間に挟んで食事をしていた。いつの間にか背中が椅子と離れてしまい、カバンがなくなっていた。
(3)ひったくり 7件(10月~12月 7件)
・ローマ市内トラステベレ地区を散策中、突然2人組のバイクに乗った男達が近づいてきてカバンを奪われた。
3 殺人・強盗等凶悪犯罪例
(1) 殺人(日本人被害なし)
1月28日
市内のマンションで60歳の男性が頭から血を流し、亡くなっているの
が発見された。警察は強盗殺人とみて捜査中である。
3月1日
ローマ市内に住む64歳の男が、自分の妻を殺害した容疑で逮捕された。
軍警察によると些細なことで夫婦喧嘩となり、男が女性の頭部を鈍器で殴った模様。細部は軍警察が捜査中である。
3月6日
ローマ市内のマンションの一室で23歳の若者の遺体が発見された。警
察によると、遺体が発見された部屋にはアルコールやドラッグが散乱していた。この事件に関連し2人の学生の身柄が拘束された。細部は現在も軍警察が捜査中である。

(2) 強盗窃盗
1月3日
市内のスーパーマーケットに武装した2人組の男が押し入った。男達は
金品を奪った後、走って逃走した。細部は警察が捜査中である。
1月14日
市内のマンションにガス会社の職員を装った2人組の男が押し入り、住
人を縛り上げた後、金品を奪って逃走した。細部は警察が捜査中である。
2月5日(金)
13時30分頃、市内郵便局に拳銃を持った男が押し入り500ユーロ
を奪い逃走した。細部は警察が捜査中である。
2月10日(水)
真夜中、市内銀行に設置してあるATMが破壊され、中にあった現金がうば
われた。細部は警察が捜査中である。
2月21日(日)
テルミニ駅で偽警察官を名乗り、旅行者からカバン等を盗んでいたルー
マニア人2人組が逮捕された。
2月23日(火)
市内郵便局に武装した男が押し入ったが、何も盗らずに逃走した。郵便
局建物は警察署の目の前であった。
3月3日(火)
市内郵便局に武装した男が押し入ったが、何も盗らずに逃走した。現在
も警察が捜査中である。
3月31日(木)
市内の宝石店に2人組の男が押し入り金品を奪って逃走したが、駆けつけ
た軍警察により逮捕された。
(3) 性犯罪 (日本人被害なし)
特になし。
(4)その他
   特になし。
4 テロ・爆弾事件発生状況
  特になし
5 誘拐・脅迫事件発生状況
  特になし。
6 対日感情
  特になし。

7 日本企業の安全に関する諸問題
  特になし。