1 治安情勢及び一般犯罪の傾向等
警察による治安対策が一定の成果を挙げているが、スリ、ひったくりなどの軽犯罪の被害は後を絶たない。
2 日本人被害例
ローマにおいては、日本人のスリ被害等が依然として多発している。
(1)スリ 32件(1月~3月 41件)
ローマ発ナポリ行きの車内で、見知らぬ女性に座席を案内すると言われ3両ほど車両を移動した。気がつくとショルダーバッグのチャックが開けられ中にあった貴重品が抜き取られていた。
(2)置き引き18件(1月~3月 24件)
ローマ市内の広場で道化師のパフォーマンスを夢中になって見ていた。気がつくと横に置いていたカバンが無くなっていた。
レストランでカバンを足下に置いて食事をしていた。気がつくとカバンが無くなっていた。
(3)ひったくり8件(1月~3月 7件)
テルミニ駅周辺を散策中、後ろから来たバイクに乗った2人組にカバンをひったくられた。
3 殺人・強盗等凶悪犯罪例
(1) 殺人(日本人被害なし)
4月21日
ローマ市内のBARで51歳の女性経営者が夫に拳銃で撃たれ死亡した夫は駆けつけた警察官に逮捕されたが、細部は現在も軍警察が捜査中である。
5月15日
市内のマンションで41歳モルドバ国籍の男が同居していた男に殺された。警察の発表によると2人は些細なことで喧嘩になった模様であり、細部は現在も警察が捜査中である。
5月24日
市内マンションで76歳の男性がブラジル国籍の男に殴られ死亡した。
犯行当時2人はかなり酒に酔っており、些細なことが原因で喧嘩になった模様。細部は現在も軍警察が捜査中である。
(2) 強盗窃盗 (日本人被害なし)
5月10日
夜間、ローマ郊外のスーパーマーケットに覆面をして武装した男女が押し入り、売り上げ等を奪い逃走した。細部は現在も警察が捜査中である。
6月17日
日本人学校近くのたばこ屋に覆面をして武装した男が押し入り、売り上げ等を奪って逃走した。男は、駆けつけた軍警察により逮捕された。
(3) 性犯罪(日本人被害なし)
5月12日(木)
夜間、 via Teano付近でアルバニア国籍の女性がルーマニア人の男2人組に乱暴された。男2人は逮捕された。
(4)その他
特になし。
4 テロ・爆弾事件発生状況特になし。
5 誘拐・脅迫事件発生状況特になし。
6 対日感情の変化特になし。
7 日本企業の安全に関する諸問題特になし。
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