日伊シンポジウムの開催 

 
  2012年2月29日、ローマ市内にあるイタリア外務省の会議施設であるVilla Madamaにおいて、シンポジウム「Japan one year after the disaster: Dignity, reconstruction, future, knowledge」が当館と当地のシンクタンクであるOsservatorio AsiaOA)との共催、イタリア外務省の協力の下で開催されました。昨年3月11日に発生した東日本大震災から1年となる節目に際し、日本の復興をとりまく現状や、様々な共通課題に直面する日本とイタリアの両国がいかにして一層の関係化を図っていくべきかについて、日伊両国の経済・行政分野の専門家による講演と質疑応答が行われました。

 

 当日は、オルランディ・OA副代表の司会により、マッソーロ外務次官と河野大使が開会の挨拶を述べました。これに続き、ロマーノ・プローディ元首相、伊藤隆敏・東京大学大学院教授、フランコ・マッツェイ・ナポリ東洋大学教授、角南篤・政策研究大学院大学准教授が講演を行いました。シンポジウムには150名以上の両国政府関係者、シンクタンク、学識経験者等が参加し、講演後も講師に熱心に質問や意見交換が行われ、政治・経済・社会面での日本とイタリアの相互理解を促進する極めて有意義な機会となりました。

 

  当日のプログラムはこちら

  伊藤教授講演資料こちら

  角南准教授講演資料こちら

  

 

(右より)河野大使、マッソーロ外務次官、オルランデOA副所長

 

 
(右より)伊藤教授、マッツェイ教授、プローデ元首相、角南准教授