日本の仏像に関する講演会(報告)

 
 

7月26日11時から12時半まで、ローマの国立東洋美術館において日本の仏像に関する講演会を開催しました。講演会では東洋美術館のポリケッティ館長が司会を務め、冒頭に日本大使館より参加した山内弘志次席公使が本講演会の意義を述べつつ、7月29日から9月4日までスクデリエ・デル・クイリナーレで開催される「日本仏像展」の紹介を行いました。その後ゲストスピーカーである田中英道東北大学名誉教授が、30点以上の日本の仏像写真をパワーポイントで紹介しながら、飛鳥時代から鎌倉時代にかけて制作された仏像の特徴やその歴史的変遷を約1時間にわたり詳細に説明しました。最後に「日本仏像展」のイタリア側学術委員のClaudio Strinati教授、 Raffaele Milani教授、Francesco Lizzani教授、Laura Ricca女史が、それぞれ日本仏像の魅力等について解説しました。
会場はほぼ満席で約60名の聴衆が集まり、講演に熱心に耳を傾ける様子が見られました。

 
   

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山内公使による冒頭挨拶  

  

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田中教授の講演に耳を傾ける聴衆

  

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伊側学術委員による解説