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平成28年7月29日から9月4日にかけて,ローマ市のクイレナーレ宮美術館において「日本仏像展」が開催されます。 本展覧会は平成26年6月の日伊首脳会談において,平成28年の日伊外交関係開設150周年等を契機として,両国の文化・人的交流を飛躍的に拡大することで合意し,その一環として日本の仏教美術に関する展覧会の開催を安倍総理からレンツィ首相に提案したことに始まります。 6~7世紀に朝鮮半島や中国より伝えられた仏教彫刻は,10世紀以降に題材や表現の上で独自性を強め,平安後期には優美さを至上価値とする王朝美術を成立させ,次の鎌倉時代には迫真的で力強く,またそれまで日本彫刻の総決算とも捉えられる豊かな内容をもつ彫刻が生み出されました。各時代におびただしい数の仏像が造られ,現在までに多数の作品が伝えられています。 本展覧会は,そのような日本仏教彫刻の特色をよく示し,また異なる文化を有する観覧者にも共感をもって眺められるような,飛鳥時代から鎌倉時代までの作品21件(35点)を選び展示します。 また、7月26日11時より、日本仏像展に関連して田中英道東北大学名誉教授やイタリア側学術委員のClaudio Strinati教授、 Raffaele Milani教授、Francesco Lizzani教授、Laura Ricca女史による講演会がローマ市の東洋美術館で開催されます。 1人でも多くのご来場をお待ちしております。 <リンク> 文化庁報道発表 日本仏像展ポスター 総務省報道発表(日本仏像展において、臨場感溢れる超高精細映像技術(8K)のデモンストレーションを実施) |
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スクデリエ美術館HP |