蒔絵講演会

 
 

 2月25日、日本大使館は、ラツィオ州美術監督局、国立東洋美術館「ジュセッペ・トゥッチ」との共催により、京都の蒔絵師・下出祐太郎先生をお迎えして講演会「蒔絵:日本の伝統的な漆工芸」を実施しました。
 当代随一の蒔絵師として、即位の礼や大嘗祭の調度を手がける下出先生が、日本の漆文化とその歴史、高台寺蒔絵の研究活動、現代工業に取り入れられる蒔絵等を紹介しました。また会場では実際に蒔絵の作成デモンストレーションを行いました。
 この講演会には、ガブリエッリ・ラツィオ州美術監督局長、ポリケッティ国立東洋美術館長、研究者、メディア、一般の方々など100名程度が詰めかけ、参加者は熱心に講演に聴き入りました。
 またこれに先立つ2月24日には、同じ内容で、フィレンツェにて日本大使館、フィレンツェ老舗協会、サンタマリア・ノヴェッラ薬局の共催により小規模の講演会が実施され、好評を博しました。

 


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(写真中央より)挨拶をする梅本大使、ガブリエッリ・ラツィオ州美術監督局長、下出先生、ポリケッティ・東洋美術館長

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講演をする下出先生

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実際の蒔絵作品を手にとって眺める人たち。


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実演の様子。手元カメラを使用。