冨田伸明氏による着物レクチャー&着付けデモンストレーション(報告)

 
 

 日本大使館の文化事業として、着物スタイリストの冨田伸明氏による着物レクチャー&着付けデモンストレーションが以下日程で開催され、各地で大変な好評を得ました。

 今年150周年を迎える日伊交流の原点には絹の存在がありました。1866年に日伊修好通商条約が締結されましたが、当時イタリアで蚕の病気が流行り、日本から生糸や蚕を輸入する必要性が生じたことから、養蚕業の貿易が日伊の条約締結を後押ししたと言われています。

 今回は国交150周年友好イベントと位置づけ、日本の伝統的な着物だけでなくイタリア各地の名産品から着想を得た着物(チョコレート染め、ジーンズ藍染め、リモンチェッロ染め、チェルッティ生地)を披露し、イベント参加者にこれらを着付けることにより、日本とイタリアの長きに渡る交流の歴史を振り返りました。

(日程)
11月16日(水) ミラノ大学 Aula Magna, Polo di Mediazione linguistica e culturale
17日(木) ボローニャ中世博物館
18日(金) フィレンツェ大学Sala Comparetti
19日(土) スカンディッチ市役所 Sala del Consiglio Comunale "Orazio Barbien"
21日(月) ローマ大学 Aula Odeion, Lettere e Filosofia
22日(火) ナポリ東洋大学 Aula Mura Greche

 



 
11月16日(水)ミラノ大学
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中津川在ミラノ総領事の挨拶

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着付けのデモンストレーション

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約200名の参加者を得て実施

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着物のデザインの約20にわたる工程の説明

 

11月17日(木)ボローニャ中世博物館

 

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チェルッティ地を使用した着物の着付け

 

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チョコレート染めの着物

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約100名の観客

 

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奉行官の着物の着付け

11月18日(金)フィレンツェ大学

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約80名の観客

 

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スカンディッチ市国際交流担当助役が冒頭に挨拶

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冨田氏へスカンディッチ市長の御礼状の贈呈

11月21日(月)ローマ・サピエンツァ大学

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梅本大使の挨拶

 

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帯の柄(スペースインヴェーダーの柄)の説明

 

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約200名の観客

11月22日(火)ナポリ東洋大学

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立ち見が出る中でのデモンストレーション、約300名の観客

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2人がかり5分で着付けを行う

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大奥衣装の披露