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日本人が遭った具体的被害例
近のローマ等における日本人の盗難被害発生状況については,下記のとおりとなっています
(当館に届出があったもののみ。)
1.発生都市別(トスカーナ以南)
1 ローマ 2 フィレンツェ 3 ナポリ
2.発生状況
1 地下鉄・列車・バス 2 路上・広場等 3 レストラン
3.盗難種別
1 スリ 2 置引き(33%) 3 ひったくり
4.傾向
典型例として, 多い順に
1.観光地等の人混みにおけるスリ被害
(スペイン広場,トレビの泉等で多発)
2.公共交通機関内(地下鉄A線で多発)
3.長距離列車 における置引き被害
(仮眠中,列車停車時,席を探すのに集中している間等)
4.レストランにおける置き引き被害
( ビュッフェ形式の朝食時荷物を席に残置している間)
(椅子 や足下に鞄を置き食事や会話に集中している間)
5.歩行中におけるバイクによるひったくり被害(ナポリで多発)
6.暴力を伴う強盗被害(深夜テルミニ駅周辺で発生している)
7.偽警官 (警官のふりをした者に財布の提示を求められる等)
8.ミサンガ売り(突然巻き付けられ現金を要求する等)による詐欺被害
などが挙げられます。
5.対策について
こうした犯罪に遭わないため,
1. いかなる時も荷物から目を離さない。
2.貴重品は 常に身につけておく。※
3.道を歩くときは,バッグを車道と反対側に抱える。
4.なるべく人気のない通りや深夜 の時間帯は出歩かない
(外に出る場合はタクシーを利用する。)。
5.町で近づいてくる人間と接する場合には充分警戒する。
なお,その他の起こりうる窃盗事案の詳細については,
当ホームページの主な犯罪の手口と防犯対策を 御参照ください。
※現金は複数のポケットに分散して保管し,旅券とクレジットカートは衣服の
下に着用するインナーベストや専用のファスナー付き貴重品入れに収め,
肌身離さず携行するようにしてください。リュックやショルダーバックの中に
これらの貴重品を入れて持ち歩くのは大変危険です。
今後バカンスシーズンに入り,旅行者が増加するに伴い,人混みにおけるスリや
閑散とした場所におけるひったくり被害が増加することが予想されます。