2005.11.04ローマ(イタリア):「ぼったくりバー」による被害の多発(内容)ローマ市内において、いわゆる「ぼったくりバー」による被害が多発しており、日本人の被害者も出ています。その手口は、市内において親しげに近付いてきた見知らぬ人物から特定のバーやナイトクラブでの飲食に誘われ、飲食後に店側から高額な代金を脅し取られる、または、カードで支払った場合、後になって法外な金額を引き落とされるというものです。本件については、これまでも「安全対策基礎データ」等において注意を喚起してきましたが、被害が多発している状況にかんがみ、改めて以下の点に注意するようおすすめします。(1)見知らぬ人物から飲食に誘われても安易についていかない。(2)誘われる場所も、いかにも怪しげな店やその近辺に限らず、一見普通のレストランで食事をしていた際に、客を装った人物から誘われたケースもあるので、常に警戒を怠らない。(3)万が一、怪しげなバーやナイトクラブに案内された場合は、飲食をきっぱり断り、ただちにその場を立ち去る。(4)請求額に納得がいかない場合は、支払う前にその場から警察(113)に電話し、介入を求める。(5)法外な金額を無理矢理支払わされた場合は、必ず領収書を受け取るとともに、ただちに警察へ被害届を提出する。なお、カードで支払う場合は、サインをする前に金額を十分確認するとともに、二重、三重に引き落とされる被害を防ぐためにも、カード会社にも連絡する。(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
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