日伊国交150周年

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日伊国交150周年開催報告



   1866年(慶応2年)に日本とイタリアが修好通商条約を結び、国交を開設してから、2016年は150周年を迎えます。この間、日伊両国の間においては、多くの人々が行き交い、あらゆる分野で良好な関係が築かれてきました。日伊国交150周年は、これまでの日伊関係の歩みを振り返るとともに、今日の交流を更に深め、将来の絆を更に太く強いものにするため重要な機会となります。多くの団体、多くの方々がこの周年事業に参加されることを期待いたします。
1. 150周年とは
幕末の1866年8月25日、日本とイタリアは修好通商条約を結び、国交を開設しました。当時のイタリアは、1861年にひとまず国家統一を成し遂げていたものの、ヴェネツィアのあるヴェネト地方はまだオーストリア領、ローマもローマ法王領でしたので、統一プロセスは道半ばの状況でした。首都は最初トリノに置かれましたが、1866年にはフィレンツェにありました。一方日本は、米国を皮切りに欧米諸国と次々に修好通商条約を結んでいた時期で、大政奉還を翌年に控えた江戸時代末期のことでした。国交開設後の日伊両国は、近代国家としてそれぞれ急速に発展を遂げ、相互の交流も盛んに行われて着実に関係を深め、今日見るような良好な関係を築き上げてきました。
国交開設から150周年となる2016年には、日伊両国の各地において、多くの分野で様々な行事が実施される見込みです。150周年という節目の年に先人たちの業績に思いを馳せて感謝しつつ、今の世代の交流を一層深め、また、将来につながる種を蒔くことは、大変有意義なことではないでしょうか。これが日伊国交150周年事業を進める基本的な考え方です。

2. 日伊国交150周年事業の概要
 日伊国交150周年の事業期間は、基本的には2016年とその前後も含め柔軟に考える方針です。
 事業分野は、文化のみならず、政治・安全保障、経済・貿易、観光、科学技術、知的交流・教育、食、自治体間の交流など、幅広いものを想定しています。また、官民の区別なく、伝統的なものもコンテンポラリーなものも含め、展示・展覧会、演劇や音楽などの公演、映画、各種デモンストレーション、セミナー・シンポジウム・講演会などあらゆる形態の行事が含まれます。
 日伊国交150周年事業として認定を希望される行事につきましては、「記念行事承認」をご覧ください。承認された行事につきましては、この公式ウェブサイトの「イベントカレンダー」及び「過去のイベント」に掲載されるほか、公式ロゴマークを使用することができます。
 公式ロゴマークは公募の上、本年7月に決定する予定です。
 日伊国交150周年事業の実施体制につきましては、2015年3月6日にローマにおいて現地連絡調整会議が立ち上がり、第1回会合を開催しました。このほか、日本でも本事業を推進するための委員会の立ち上げが検討されているところです。

なお、このウェブサイトは、イタリア国内において開催される主として日本側が主導する事業を対象にしていますが、同じ期間にはイタリア側も日本各地で様々な行事を実施する計画です。イタリアにおいて日本関連ないし日伊関係に関連した行事を2016年前後に予定している、ないしはそのような計画があるとの情報がありましたら、この150周年事業としての認定について検討させていただく観点から、本事業事務局 150@ro.mofa.go.jp にご連絡いただければ幸いです。本事業に関するご不明な点がありましたら、上記連絡先にお問い合わせください。
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新着情報

  • 日伊国交150周年閉幕シンポジウム 1月30日(火)NEW!!!
    1月30日(火)の17時より,在イタリア日本国大使館は,ローマ日本文化会館との共催で日伊国交150周年閉幕シンポジウムを開催致します。2016年から2017...
    1月30日(火)の17時より,在イタリア日本国大使館は,ローマ日本文化会館との共催で日伊国交150周年閉幕シンポジウムを開催致します。2016年から2017年にかけて行われた約300件を超える150周年記念事業により,両国民間の交流は大いに活発化しました。この機運を活かし「更なる150年を見据えた展望」と題し,二国間関係,経済,文化・研究,科学技術をテーマに講演者が今後の日伊の協力についてお話します。皆様のご参加をお待ちしています。

    (場所)
    ローマ日本文化会館
    住所:Via Antonio Gramsci, 74, 00197 Roma
    URL: http://www.jfroma.it/

    シンポジウムのプログラムはこちらをご参照下さい。 ※なお会場は自由席となります。
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  • 日伊国交150周年事業「花鳥風月-屏風・襖にみる日本の自然-」の開催 (10月03日-2018年1月7日)
    今般10月3日より2018年1月7日まで、フィレンツェ・ウッフィーツィ美術館において、日本の文化庁主催による美術展「花鳥風月-屏風・襖にみる日本の自然」が...
    今般10月3日より2018年1月7日まで、フィレンツェ・ウッフィーツィ美術館において、日本の文化庁主催による美術展「花鳥風月-屏風・襖にみる日本の自然-」が開催されます。
    本展は、2016年より続く日伊国交150周年事業のフィナーレを飾る美術展です。
    日伊修好通商条約の締結から150年という節目を祝うため、日伊両国で美術、伝統芸能、建築、デザイン、科学技術、食文化など、多岐にわたる分野で数多くの交流事業が行われました。150周年事業認定も合計約380件に上るなど、イタリア各地で多くの皆様に150周年を大いに盛り上げて頂きました。本展覧会をもって150周年は正式に閉幕を迎えますが、在イタリア日本大使館としては引き続きこの気運を活かして両国関係の更なる発展に取り組んでいきます。皆様のご来場をお待ちしております。

    【屏風展概要】(詳細:文化庁報道発表)
    名  称:日伊国交150年記念 花鳥風月-屏風・襖にみる日本の自然-
    会  期:平成29年10月3日~平成30年1月7日
    会  場:ウッフィーツィ美術館(イタリア・フィレンツェ)
    主  催:文化庁、ウッフィーツィ美術館
    特別協力:モンドモストレ社
    監  修:ロセッラ・メネガッツォ博士(ミラノ大学准教授)


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  • 「ナポリにおける舞踊と音楽による日本の夕べ」(7月19日及び20日)(報告)
    在イタリア日本大使館は、ナポリ市との共催により、7月19日及び20日の2日間に亘り、日伊国交150周年事業として日本の伝統文化を紹介するイベントを・・・
    在イタリア日本大使館は、ナポリ市との共催により、7月19日及び20日の2日間に亘り、日伊国交150周年事業として日本の伝統文化を紹介するイベントをComplesso Monumentale di San Severo al Pendino おいて開催しました。

    初日前半は、現在日本文化交流使として欧州各地で活躍する日本舞踊家藤間蘭黄氏により、鳶職の若者が大山詣からの帰り道を楽しむ様子を描いた作品「山帰り」が上演されました。藤間氏は、意気揚々とした若者の足取りが伝わる臨場感に満ちた舞踊で観客を魅了しました。後半では、バリトン歌手として日伊両国で活躍する上江隼人氏とナポリのマンドリングループAccademia Mandolinistica Napoletanaの共演により、「オーソーレミーオ」「帰れソレントへ」などのナポリ民謡等と「この道」や「小さな空」など日本の歌曲が披露され、観客を沸かせました。

    二日目は、藤間蘭黄氏による日本舞踊の歴史や日本の伝統芸能としての特徴についての解説が行われるとともに、「素踊り」という日本舞踊特有の上演方法による作品「都鳥」が披露されました。観客は、江戸時代の隅田川の風景を描写する藤間氏の美しい舞踊に魅了されました。後半では、上江氏とAccademia Mandolinisitica Napoletanaによる大変息の合った共演が披露されるとともに、最後には両者の生演奏に併せて、藤間氏が「荒城の月」の踊りを披露し、観客からは大きな拍手が寄せられました。

    本イベントをきっかけにナポリにおける日本文化への理解や関心が一層高まることを期待します。

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  • 日伊国交150周年事業「にほんのえほん」展の開催

    今般、日伊国交150周年記念事業として「にほんのえほん」展がミラノの無印良品Corso Buenos Aires店で開幕しました。本展示は、在イタリア日本・・・
    今般、日伊国交150周年記念事業として「にほんのえほん」展がミラノの無印良品Corso Buenos Aires店で開幕しました。本展示は、在イタリア日本大使館と日本児童図書評議会(JBBY)の共催によるもので、ボローニャ・チルドレンズブックフェアで開催された展覧会の巡回展となります。また、本展覧会実現にあたっては、フランコ・ヴァーゴ、日通イタリア、無印良品、ヤクルトを始めとする関係者の方々より多大なご協力を頂きました。

    展示では、最近日本で出版された絵本の中から日本語が分からなくともその面白さやメッセージが伝わる絵本として選ばれた50冊が紹介されるとともに、過去にボローニャラガッツィ賞を受賞した日本人作家の絵本も展示されています。展示にあわせて、ボローニャでは日本の絵本文化や書店事情についてレクチャーが行われるとともに、ミラノでは子供向けに日本人イラストレーターによる日本の年中行事をテーマとする絵本作りのワークショップが行われました。子供から大人まで多くの参加を得て、日本文化への理解を深めていただく機会となりました。

    ミラノ無印良品店での展示は5月14日まで続きます。その後は、トリノ東洋美術館に巡回予定です。是非会場に足をお運びください!
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  • 記念事業承認:認定事業対象時期を更新しました。
  • 「Haiku on a Plum Tree」上映イベントの開催(報告)
    3月9日在ローマ日本文化会館において、ムージャ・マライーニ・メレイ監督のドキュメンタリー映画「Haiku on a Plum Tree」の上映会が開催されました。・・・
    3月9日在ローマ日本文化会館において、ムージャ・マライーニ・メレイ監督のドキュメンタリー映画「Haiku on a Plum Tree」の上映会が開催されました。
    本映画は、日本を第二の祖国として愛したフォスコ・マライーニ氏の一家の戦時中の日本滞在をテーマとしています。大勢の来場者で溢れかえった会場では、冒頭梅本大使が挨拶を行い、「現代及び伝統日本芸術の粋を生かしながら、 大変美しく、芸術的に描く映画が製作されたことを私自身とても嬉しく思います。是非、日本とイタリアはもとより世界各国で多くの方々にご覧いただき、共感していただけたらと願っております」と述べました。
    さらに、上映に先立ち、世界的に有名な作曲家である坂本龍一氏が本映画のための制作した「Italian Ainu」及び「Happy End」の2曲が演奏されました。
    上映後は、ムージャ・マライーニ・メレイ監督とともに、ダーチャ・マライーニ氏及びトニ・マライーニ氏が壇上にあがり、高須文化会館館長と対談を行いました。
    なお、本イベントは、日本大使館、文化会館そして伊日研究学会(AISTUGIA)の共催により開催されたものです。本映画を通して、日伊両国の友情が一層深まることを祈念いたします。
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  • 明治神宮雅楽コンサートの開催(報告)
    2017年2月3日19時より、ローマ市内サン・ジョバンニ・ア・ポルタ・ラティーナ教会に明治神宮一行を迎え、日本の伝統音楽である雅楽のコンサートが行われました。・・・
    2017年2月3日19時より、ローマ市内サン・ジョバンニ・ア・ポルタ・ラティーナ教会に明治神宮一行を迎え、日本の伝統音楽である雅楽のコンサートが行われました。 篳篥(ひちりき),龍笛(りゅうてき),笙(しょう)の3種類の伝統楽器を使い,長年宮中で演奏されてきた曲目「越殿楽」等をイタリア人の観客の前で披露しました。 演奏前には,日本の社会と神道とのつながりを説明するプレゼンテーションも行われました。

    当日は会場が満席となり,千年以上の歴史を持つ雅楽と、4世紀に建設されたと言われる教会の雰囲気が見事に融合し,観客を大いに魅了しました。
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  • 日伊国交150周年記念事業ヒューマノイドロボット講演会の開催(報告)
    11月24日(木)、日伊国交150周年記念事業として、石黒浩大阪大学特別教授によるヒューマノイドロボットに関する講演会「Humanlike Robots And Our Future Society」が・・・
    11月24日(木)、日伊国交150周年記念事業として、石黒浩大阪大学特別教授によるヒューマノイドロボットに関する講演会「Humanlike Robots And Our Future Society」がローマ現代美術館MACROにおいて開催されました。本講演会は、第31回ローマヨーロッパフェスティバル内で開催されている「デジタルライフ」の一環として当館の協力により実施されたものです。

    石黒教授に酷似した外見を有するヒューマノイドロボット「ジェミノイドHI-4」は今回がイタリア初上陸となります。満席となった会場の観客は、ジェミノイドが表情豊かに発言する様子に圧倒されるとともに、人間と関わるヒューマノイドロボット開発の現状や、これらのロボットが未来の社会をどのように変える可能性があるのかといったテーマを巡る石黒教授の話に熱心に聞き入っていました。

    また、翌日の25日(金)には、ローマ大学「ラ・サピエンツァ」において、ロボット工学を専門とする研究者や学生を対象にした石黒教授及びジェミノイドによる講演会が開催され、より専門的な見地からヒューマノイドロボットの研究開発について解説があり、熱心な質疑応答が行われました。

    さらにローマ滞在中、石黒教授とジェミノイドは多数の当地メディアの取材を受けました。
    【各インタビューへのリンク】
    RAINEWS
    SKYTG24
    REPUBBLICATV

    今回のイベントは、日伊国交150周年事業のスポンサーであるJTI、フランコヴァーゴ社及び日通イタリアのご協賛により実現したものです。この場を借りて、関係者の皆様のご協力に御礼申し上げます。

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    ローマ現代美術館における講演会

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    ローマ大学「ラ・サピエンツァ」における講演会
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日伊国交150周年事業全体スポンサー

 

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