ジョルジョ・ザニョーニ氏に対する勲章伝達式

令和2年10月7日
勲記を持つザニョーニ氏と大江大使 ザニョーニ氏と大江大使 (C)Michele Nucci
 2020年9月28日、ボローニャ市庁舎の「ファルネーゼの間」という素晴らしい会場において、世界的フルート奏者であり、ボローニャ歌劇場フィルハーモニー・オーケストラ総裁を務めるジョルジョ・ザニョーニ氏に対する勲章の伝達式が行われました。ザニョーニ氏は、音楽を通じた日本・イタリア間の友好親善に寄与した功績により、旭日中綬章を授与されました。

 ザニョーニ氏の活動や生涯を支えてきた親族、友人、要人等が出席した同式典において、大江博・駐イタリア日本国特命全権大使は、さわかみオペラ芸術振興財団やジャパン・オペラ・フェスティバル関連の活動から、日本若手音楽家の育成に至るまで、ザニョーニ氏による日本との活発な交流について述べました。ザニョーニ氏は、今回の叙勲に対する謝意を述べるとともに、日本での音楽活動や日本人との友好関係が始まったきっかけを語り、感動のこもった言葉で、日本との絆は仕事の域を超えていることを強調しました。ボローニャ市の代表として出席したマルコ・ロンバルド欧州・国際担当助役は、普遍的な言語といえる音楽や市民間の友好関係の重要性を強調し、その象徴のひとつとして、ボローニャ市と東京都板橋区の姉妹都市提携にも言及しました。

 日本大使館は,ジョルジョ・ザニョーニ氏のこれまでのご活躍に敬意を表するとともに,今回の受章を心よりお祝い申し上げます。
コンサートの様子
左からロンバルド助役、ザニョーニ氏、大江大使夫妻 (左から)ロンバルド助役、ザニョーニ氏、大江大使夫妻