令和3年 春の外国人叙勲(アンドレア・ボラーニョ氏)
令和3年4月29日



4月29日、日本政府は、令和3年春の外国人叙勲の受章者を発表しました。イタリアにおいては、日本の産業技術・品質に対する評価向上及び日本・イタリア間の相互理解の促進に寄与した功績により、アンドレア・ボラーニョ氏に旭日小綬章が授与されることとなりました。
アンドレア・ボラーニョ氏は、平成2年にアルカンターラ社へ入社し、平成16年に社長に就任、平成18年に会長兼任となり、その間、日本で開発された人工皮革技術を活用した高級素材「Alcantara®」を自動車、ファッション、インテリア、コンシューマーエレクトロニクス等の様々な分野に提供することにより、商品のブランド価値を再構築し、欧州のみならず、世界的に日本の産業技術や品質価値を知らしめました。
また、アンドレア・ボラーニョ氏は、日伊の文化・経済交流、友好親善を促進する伊日財団の副会長として、これら事業に貢献しています。一例として、同団体及びアルカンターラ社は、日本とイタリアの民間交流組織である日伊ビジネスグループ(IJBG)のメンバーとなっており、アンドレア・ボラーニョ氏はここ数年間、毎年IJBG会合に参加し、日伊両企業と積極的に議論を交わし、双方の産業界における人脈形成を支援する等、日伊の相互理解促進及び経済関係の強化に貢献しています。
日本国大使館は、アンドレア・ボラーニョ氏のこれまでの御活躍に敬意を表するとともに、今回の受章を心からお祝い申し上げます。