アルフォンソ・ヴィティエッロ氏への在外公館長表彰式の実施（2022年7月4日）

　2022年7月4日、大江博・駐イタリア日本国特命全権大使は、ルイージ・ヴァンヴィテッリ・カンパニア大学建築・工業デザイン学部にて、アルフォンソ・ヴィティエッロ氏（宝飾品業のD’Elia Company Group代表）に対して在外公館長表彰を行いました。

　ヴィティエッロ氏は、日本の真珠宝飾企業とビジネス上の親交が深く、また、自社製品の材料となる花珠真珠を日本から仕入れているほか、蒔絵等の日本の伝統工芸技術を取り入れた自社製品の販売も展開しており、イタリアにおいて日本のものづくりの魅力発信に大いに貢献してきました。また、同氏は、オンライン紙「イル・デナーロ」の「東洋ニュース」コラムにおいて、多数の日本関連の記事を執筆し、積極的に発信しています。

　今回の表彰は、こうしたビジネス・工芸分野や情報発信分野において、日本とイタリアとの相互理解及び友好親善に寄与した功績を讃えるものです。

　表彰を受けて、ヴィティエッロ氏は、「この賞は私個人ではなく、伝統を受け継いできた我が先祖、そしてトッレ・デル・グレーコの地域全体に対する賞として受け止めている。」と述べました。

　在外公館長表彰とは、日本との関係で顕著な貢献を行った個人又は団体に対して各国・各地域に駐在する日本国大使・総領事が授与する顕彰です。