ペリコーネFIJLKAM名誉会長への叙勲伝達式の実施(2022年10月15日)

令和4年11月17日
 2022年10月15日、ローマ市オスティアのイタリア柔道レスリング空手武道連盟(FIJLKAM)体育館において、ジュゼッペ・ペリコーネ同連盟名誉会長に対する勲章伝達式が行われました。同名誉会長は、イタリアにおける空手の普及及び日本・イタリア間の友好親善に寄与した功績により、旭日小綬章を授与されました。
 
 式典では、廣田臨時代理大使がペリコーネ名誉会長に対し、まずは今回の叙勲が同名誉会長の実弟で、故人のマッテオ前連盟会長が2009年に受章されたのと同じ旭日小綬章である旨を強調しつつ、同名誉会長がイタリアにおける空手人口の拡大及び空手競技の地位向上に大きく貢献されたこと、そして世界空手連盟副会長としても2020年東京五輪での空手の正式種目採用に貢献され、昨夏のルイージ・ブサー(Luigi Busà)選手の金メダル、ヴィヴィアナ・ボッターロ(Viviana Bottaro)選手の銅メダル獲得につながったことに祝意を表しました。
これに対してペリコーネ名誉会長は、まず叙勲への感謝の言葉を述べ、昨夏の東京五輪を振り返り、そして自身のこれまでの活動は一市民の専門分野における義務であって功績ではないこと、今年2月のウクライナ侵攻までの間、スポーツ外交が世界平和に果たしてきた役割につき述べ、最後に、今回の受章を新型コロナウイルス及びウクライナでの戦争の犠牲者に捧げると述べました。
その後、廣田臨時代理大使よりペリコーネ名誉会長に勲記と勲章を授与しました。 
 
 また、廣田臨時代理大使は、西條書記官ともに、当日開催されたイタリア全国空手選手権(団体:形・組み手)の男子上位入賞チーム等への表彰を行いました。
 
 日本大使館は、ジュゼッペ・ペリコーネ名誉会長のこれまでのご活躍に敬意を表するとともに、今回の受章を心よりお祝い申し上げます。
 (ペリコーネ名誉会長の受章は2021年4月に発表されていましたが、コロナ禍のため式典の開催が延期されていました。)

 
                         勲記と旭日小綬章
 
 
                         廣田臨時代理大使                       ペリコーネ名誉会長
 
 
                                    ファルコーネ会長及びベネテッロ副会長と

 
                       マッテオ前会長夫人と