大使公邸でのINDEX 2025レセプション(2025年9月16日)

令和7年9月18日
日本-イタリア、障害者分野で活躍する青年の交流、鈴木駐イタリア日本国大使とロカテッリ障害担当大臣からの挨拶
 
9月16日火曜日の夜、日本大使公邸で、イタリア政府の代表者が出席する中、日伊両国の青年が招待されレセプションが開催されました。同レセプションは、日本の内閣府が推進する事業の一つである国際社会青年育成事業(International Youth Development Exchange Program: INDEX)の一環として開催されました。
 INDEXは、日本の皇室に縁を持ち、事業開始から60年にわたり継続、発展してきた事業で、日本の青年と他国の青年の間の友情と相互理解を促進し、若い世代に国際協力の精神を育むことを目的としています。1994年から2024年の間には55か国から4000人以上の若者が参加しました。2025年度のイタリアでの事業は、昨年のイタリア・ソルファニャーノで開催されたG7包摂と障害に関する担当閣僚会合に出席するために訪伊した三原大臣からロカテッリ大臣にアイディアが共有され、ご賛同をいただいたことがきっかけとなり実施される運びとなりました。
9月14日から28日の間、日伊両国から障害者分野で活動している10人の日本の若者と8人のイタリアの若者が、お互いの国の取り組みや関連施設の視察を行います。大使館でのレセプションは、ローマで日本の青年団を迎え、同時に日本に出発するイタリアの青年団を送り出す貴重な機会となりました。
 鈴木哲駐イタリア日本国大使は、「障害に対する理解を深め、障害のある方に対する偏見や差別をなくしていくためには、障害の有無にかかわらず青年が交流し、相互理解のきっかけをつくることが何より重要であると思います。」と述べ、「有意義な経験をしてほしい」と事業の成功を祈願しました。 アレッサンドラ・ロカテッリ大臣は、「良い行動や経験をお互いに教えあうことは、成長し共通の戦略や経験を分かち合うために不可欠です。日本政府がイタリアの若者にも参加する機会を与えてくれたことに感謝しています。このイニシアチブは、一人一人にあわせた自己実現のための新しい展望を伝えるまたとない手段となると確信しています。対話を通して問題意識や物事への関心を促すことで、これらのテーマに関する政策とグローバルなビジョンをますます良い方向に導いてくれるでしょう」と強調されました。
青年団の代表者の挨拶に続き、日本の青年団は、感謝の記として、山形県に伝わる花笠音頭を披露しました。日本とイタリアは、より包括的な社会を目指し、若い方々の交流を応援しています。
 
 INDEXの公式リンク:
https://www8.cao.go.jp/youth/kouryu/en/index/iydp.html
鈴木大使とロカテッリ大臣
花笠音頭
集合写真