在フィレンツェ名誉総領事辞令交付式の実施

令和4年9月21日
 2022年9月21日、日本大使公邸において、ラウドミア・プッチ・ディ・バルセント在フィレンツェ名誉総領事への辞令交付式が行われました。
 式典では、大江博駐イタリア日本国大使が、プッチ・ディ・バルセント名誉総領事に対し、辞令を手渡すとともに、フィレンツェ市は、同市及び近郊都市に複数の日本関連企業があるため、ミラノ都市圏及びローマに次いで多くの在留邦人が居住していることや日本人観光客も多く訪れることから、領事事務や邦人援護の需要が多い地域であったことを紹介しました。また、フィレンツェ市やトスカーナ州ではフィレンツェ大学を中心に日伊間の文化・学術交流が盛んであることに触れ、ファッション・文化の分野に造詣が深く、発信力のある名誉総領事とともに、日本の魅力発信に努めたいとの期待を述べました。
 これに対し、プッチ・ディ・バルセント名誉総領事からは、日本にまつわる自身の思い出に触れつつ、日伊両国は地理的には隔たりがあるものの、歴史を共有する部分も多く、こうした共通点は二国間の商業的な関係にも影響を及ぼしている、また、現下の厳しい国際関係や地政学的な状況は、歴史・文化・伝統上の共通の原則を共有する日伊間の関係を強化し得ると指摘し、両国の関係の強化に貢献したいとして、在フィレンツェ名誉総領事の職務への抱負を述べました。
日本大使館は、ラウドミア・プッチ・ディ・バルセント名誉総領事とともに、日伊関係の一層の強化・促進に努めていきたいと考えています。
 
 (プッチ・ディ・バルセント名誉総領事への発令は、2021年10月5日付けで出されていましたが、コロナ禍のため式典の開催が延期されていました。)