海外安全対策情報(2022年7月~9月)

令和4年10月7日

1 治安情報

イタリア国内の軽犯罪の発生件数は引き続き高い水準にあります。
日本人観光客及び出張者が、本邦の水際措置緩和に伴い増加しており、それに比例して犯罪被害に遭われる方が急増している状況です。被害件数は第1四半期比で約1.6倍であり、新型コロナウイルス感染の拡大後最多となっています。

2 日本人被害例治安情報

大使館に通報された被害報告は15件でした(第1四半期は9件)。特に、スリの被害が増えているので、地下鉄やバスなど公共交通機関を利用する際には注意してください。バッグ等をお持ちになる場合は必ずチャックやフタを閉め、ご自身で目視できる位置に保持してください。
被害状況の例については以下のとおりです。
(1)スリ(14件)
ア ローマ市内のテルミニ駅付近の路上にて、歩行中にリュックを開けられ、中から貴重品類が盗まれた。
イ ローマ地下鉄A線車内において、他の乗客から駅名を尋ねられ、返答している間に何者かにバッグから財布とパスポートを抜き取られた。
(2)置き引き(1件)
ミラノ中央駅内のカフェにおいて、テーブルの上に置いたハンドバッグを盗まれた。
 

3 特異な犯罪事例

特になし。
 

4 テロ・爆弾事件発生状況

特になし。
 

5 誘拐・脅迫事件発生状況

特になし。
 

6 対日感情の変化

特になし。

7 日本企業の安全に関する諸問題

特になし。