令和2年 春の外国人叙勲(ジョルジョ・ザニョーニ氏)

2020/4/29
foto M.o Zagnoni
foto M.o Zagnoni
 4月29日,日本政府は,令和2年春の外国人叙勲の受章者を発表しました。イタリアにおいては,音楽を通じた日本・イタリア間の友好親善に寄与した功績によりジョルジョ・ザニョーニ氏に旭日中綬章が授与されることとなりました。
 
 ジョルジョ・ザニョーニ氏は,18歳でミラノ・イタリア放送交響楽団の首席フルート奏者を選抜するコンクールにて優勝しました。ソリストとしても,ミュンヘンのヘラクレス・ザールやニューヨークのカーネギー・ホール,ミラノのスカラ座等,世界各地の著名な劇場で公演し,アメリカ建国200周年の際にはホワイトハウスで演奏した経歴を持つ世界的フルート奏者です。また,昭和43年より平成24年までの44年間,ボローニャ音楽院G.B.マルティーニの主任教授を務め,若手音楽家の育成に尽力した教育者でもあります。
 
こうした演奏家および教育者としての経験,長年の活動にて培った幅広い人脈を活かし,平成22年から現在に至るまで,ボローニャ歌劇場フィルハーモニー総裁として,イタリアにおける日本人音楽家の教育,演奏活動の機会拡大に力を注いでいます。同フィルハーモニーの首席奏者から個別指導も受けることが出来るマスタークラスでの研修には,オーディションで選ばれた優秀な日本人若手音楽家が参加しています。また,ザニョーニ氏は,平成26年より,さわかみオペラ芸術振興財団が毎年開催するジャパン・オペラ・フェスティバルの名誉委員として,野外オペラ公演やコンサートのために日本を訪れ,その卓越した経験を活かし日本人スタッフに対し助言や指導を行い,大きな成果をあげています。
 
なお,ザニョーニ氏が使用するフルートは,日本の老舗フルートブランドによるハンドメイドのフルートです。現在に至るまで50年にわたり日本製のフルートを愛用し,イタリアを始めとする世界各国において,日本のハンドメイドフルートの品質と実力を広めました。
 
在イタリア日本国大使館及び在ミラノ日本国総領事館は,ジョルジョ・ザニョーニ氏のこれまでのご活躍に敬意を表するとともに,今回の受章を心よりお祝い申し上げます。