新型コロナウイルス感染が疑われる場合の対処方法のご案内(5月11日)

令和2年5月11日
1 新型コロナウイルス感染が疑われる症状(注1)が見られた場合に,イタリア保健省から以下のとおり対応するよう指示されています。
http://www.salute.gov.it/portale/nuovocoronavirus/dettaglioFaqNuovoCoronavirus.jsp?lingua=english&id=230#2(英語)
「37.5℃を超える発熱と呼吸器症状がある場合,自宅に留まり(電話で)医師に連絡する。」
(1)病院の救急診療(pronto soccorso)や診療所を受診してはならない。
(2)家庭医(またはかかりつけの小児科医),Guardia Medica(夜間・休日等の継続的医療補助)、各州特設フリーダイアル(下記参照)に電話で症状を説明し,医師の指示を仰ぐ。
[お住まいの州の特設フリーダイヤルには,家庭医制度に登録されていない方も問い合わせることが可能です。]
 
【注1】新型コロナウイルス感染が疑われる症状とは
・「最も共通する症状は,発熱,倦怠感,乾いた咳で,筋肉の疲労感や痛み,鼻詰まり,鼻水,咽頭痛,下痢を伴う方もいる。一般的にこれらの症状は軽度で,徐々に始まる。」
「最近,嗅覚消失や嗅覚障害,味覚消失などが新型コロナウイルス感染に関連する症状として報告されている。他の症状がなく,嗅覚障害・消失の症状だけを発症した感染例も報告されている。」
(イタリア保健省HP新型コロナウイルスQ&A)
 
また,わが国の厚生労働省は5月8日,新型コロナウイルス感染について相談する際の目安を以下のとおり見直しました。
☆ 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
☆ 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
※高齢者をはじめ、基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)など)がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤などを用いている方
☆ 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
 
2 呼吸困難等の症状が発症するなど,真に必要かつ緊急な場合のみ,112番又は118番に電話の上,救急車をお呼びください。
 
3 保健省のフリーダイヤル1500及び各州特設フリーダイヤル(下記参照)は,
「新型コロナウイルス感染の対処と封じ込めのための緊急対応と情報要請に応えるため設置」され,ラツィオ州では「新型コロナウイルス緊急事態に関するインフォーメーション番号」と説明されています。
(1)イタリア保健省フリーダイヤル: 1500(注意:24時間対応,非常につながりにくい状態が続いています。)
(2)各州の特設フリーダイヤル
(イタリア保健省ホームページ)
http://www.salute.gov.it/portale/nuovocoronavirus/dettaglioContenutiNuovoCoronavirus.jsp?area=nuovoCoronavirus&id=5364&lingua=italiano&menu=vuoto
  •バジリカータ州: 800 99 66 88
  •カラブリア州: 800 76 76 76
  •カンパニア州: 800 90 96 99
  •ラツィオ州: 800 11 88 00
  •マルケ州: 800 93 66 77
  •プーリア州: 800 713 931
  •サルデーニャ州: 800 311 377
  •シチリア州: 800 45 87 87
  •トスカーナ州: 800 55 60 60
  •ウンブリア州:  800 63 63 63
  •アブルッツォ州:
               ASL n. 1 ラクイラ: 118
               ASL n. 2 キエティ-ランチャーノ -ヴァスト: 800 860 146
               ASL n. 3ペスカーラ: 118 
               ASL n. 4 テラモ: 800 090 147
  •モリーゼ州:  0874 313000 / 0874 409000(要市内電話料金)
 
■在イタリア日本国大使館HP
○イタリアにおける新型コロナウイルス関連情報
https://www.it.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid_19.html